車を高速道路等で走行中に物凄い破裂音を聞いたい方は、たぶんタイヤバーストを経験した方ではないでしょうか。
一気にハンドルを取られるので、最悪のケースでは、高速道路上でスピンしウォールフェンスに激突なんて事もありえます。
ちょっとした気の緩みが、命を危険にさらしてしまう事態になってしまう可能性もありえるのです。
タイヤの「バースト」とは?
バーストとパンクの違いは?と聞かれても、爆発するか、穴があいて空気が抜け出るかの違い位と考えている方も多いのではないでしょうか。
パンクは走行中に釘などの鋭利な物がタイヤに刺さった状態で、それが原因で徐々に空気が減っていったり、一気に抜けたりもします。バーストはパンクの延長上にあるとも言えます。
バーストの原因は異常なほどの空気圧の低下で、これによりタイヤが破裂する事になります。パンクした状態で気が付かないまま、空気圧が足らなくなりバーストにつながるケースがあると言う事なのです。
タイヤに釘が刺さっているだけだけら、多少空気が抜けている程度だからと言う事で修理を怠ると、高速道路に走行中に行きはり破裂していまう事も多い事を忘れないでください。
夏にタイヤがバーストしやすい原因は?
皆さんタイヤのエアチェックはどのくらいの頻度で行っていますか?新車で買った時以来していないと言う方もいれば、毎月一回はチェックをする方までいるのが現状なのです。
タイヤに空気を入れる時は誰もがスタンドで入れていると思います。運転席のドアに空気圧表が張りつけてあるので、これを参考に、空気圧を入れましょう。
夏にバーストが起きやすいと言われているのは、タイヤの熱膨張が原因です。適正な空気圧を入れていれば基本的には問題がありませんが、なかには適正空気圧だと乗りにくいという方等は、若干空気圧を高めに設定しまうケースがあるのです。
その場合に走行中のタイヤと路面との摩擦熱に加えて夏の炎天下の道路表面の温度が非常に高い事から、空気が非常に膨張する事があり、それに対応しきれなくなった瞬間に破裂します。
空気圧は適正値を基準に、夏と冬では圧を調整することも大事です。この辺りは、経験と勘が必要にはなりますけどね。
タイヤのバーストの前兆について
タイヤのバーストが起きる前に何らかの前兆がわかっていれば、対処の仕方がわかります。どんな前兆がおきるのかと言うと、
- 走行中に突然ハンドルが重くなる
- 車体から異常な振動が伝わってくる
- まっすぐ車が走らない
- コーナー走行時に車の挙動が非常に乱れる
この4点の段階がわかれば、タイヤバーストを避けられる可能性があるという事になります。
バーストした時の対処法について
走行中に何らかの異変を感じた瞬間に、バーストしてしまう事があると思います。この時に、無理な走行は避けて、安全な場所に車を避難させる方がいいでしょう。ここで、無理をして走行するとホイルへのダメージが酷くなり、交換する事にもつながります。
またバーストした衝撃でタイヤハウス内やショックアブソーバー等も壊れてしまう可能性もあります。
とりあえずの対処法としては、車を安全な場所に移動して、ロードサービスを呼ぶほうがいいでしょう。
イエローハットで修理するときの費用や時間
イエローハットでもタイヤのパンク修理は行ってくれます。パンクの程度によっても工賃や時間が変わってくるので、詳しくは店頭でご確認くださいね。目安としては、
- 作業工賃:2000円~
- 作業時間:10分~
となっています。修理状況やピットの混み具合では作業時間に遅れが生じる事もあるので注意しましょう。
イエローハットのタイヤパンク補償について
画像引用元:http://www.yellowhat.jp/product/tire/tire_service/
イエローハットの「タイヤパンク補償」に加入すると、タイヤ1本パンクした場合でも4本同時に新品タイヤに交換してくれる補償になっています。
- 補償期間は2年間又は2万5000キロ走行以内
タイヤを購入した時の4本のタイヤの値段と工賃の合計金額で補償加入料が決まるシステムになっています。
- 20000円以下で購入した場合には加入料は3000円
- 20000~40000円で購入した場合には加入料は4000円
- 40001~70000円で購入した場合には加入料は5000円
- 70001円以上で購入した場合の加入料は6000円
となっています。但し条件が付いており、
- 新品タイヤを4本購入し工賃を補償
- 補償開始はタイヤの購入日
- 車両を特定する為に、購入日のオードメーターの確認が必要
- 補償を受ける場合には購入したタイヤ4本が必要
など多少の条件で新品のタイヤにしてくれるのです。
バーストを起こさないための予防法
タイヤのバーストを引きこさない為にはいくつか注意点があります。
- タイヤの規定の空気圧量から低い空気圧にしない
- 夏には熱膨張で破裂する可能性があるので、最低限度は適正の空気圧にする
- タイヤのサイド部にひび割れが入っていないかをチェックする
- スリップサインが出ていないかをチェックする
- 経年劣化によってゴムの弾性が失われてしまうと破裂する可能背があるので、定期的にタイヤの交換を行う
等が予防策になります。要するに常日頃からタイヤの対してのチェックを怠るなという事になります。
まとめ
タイヤバーストの原因や前兆などを紹介してきました。これが高速道路で起こると、まずドライバーがパニックになりますから、なるべく早く冷静さを取り戻す事が大事です。
「あのときチェックしていれば・・」なんて後悔しないためにも、高速に乗る前に空気圧のチェックをすることを習慣づけましょう。