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冬場は車の燃費が悪化しやすいの?暖房の賢い使い方も必見!




車 乗り心地

車を運転している限りは必ずガソリンを入れなければなりません。ハイブリッド車両でもガソリンを入れなければ走れないのです。そうなると気になるのが燃費ではないでしょうか。

自分の車はHYBRIDだから燃費なんて関係ないと思っていたら大間違いです。夏と冬では燃費に大きく影響が出るのです。

この記事の内容

冬場は夏よりどのくらい燃費が落ちるの?

燃費が落ちる

車を運転していて燃費を計算している方もいると思いますが、夏と冬ではどちらが燃費が悪いと感じますか?

多くの方が「夏の方が燃費が悪い」と思っている方がほとんどでしょう。その理由は冷房を入れるのにエアコンを使用しているからと答えます。

でも実際は冬の方が燃費は落ちているのです。どれだけ悪化するかと言うと夏よりも約20%消費が多くなります。夏に100Lガソリンを入れていた場合、冬は120L入れる計算になります。これって結構大きいですよね。

燃費が悪化する理由について

燃費が悪い

冬場に燃費が悪化する事がわかった所で、悪化する理由を知りたくなりますよね。

1.空気の密度による影響

車にはガソリン燃焼後の排気管の中にO2(酸素)センサーがついていて燃え残った酸素の量を測定しています。排出される酸素の量が多いとセンサーが働き、エンジン内部で燃焼が悪いと判断してガソリン量を増やします。

空気が冷たいと酸素の密度が上がる為にエンジンに取り入れる酸素の量が多くなります。多く酸素を取り込んでいる分、排気管に流れる酸素の量も当然増え、ガソリンを多く消費する事になるのです。

2.寒さでガソリンが気化しにくい

ガソリンは気化してエンジン内部で燃焼してシリンダーを動かす構造になっています。しかし、寒いとガソリンは気化しにくい状態になっています。

エンジン内部に噴射されるガソリンが不足すると、コンピューターが自動で噴霧するガソリンの量を増やすため、消費量が多くなります。

3.エンジンが冷えている

寒い朝にエンジンをかけるとアイドリングが高い状態になっています。

エンジンは金属で出来ている為に冷たい状態では縮んでいます。その状態で始動させると当然従来の動きが出来ない為に、設計上エンジンが冷えている状態ではアイドリングが高くなるようになっています。オイルも硬い状態ですから、うまく機能しない事になります。

エンジンが温まるまではどうしてもガソリンの噴霧量が多くなってしまい、消費量も必然と多くなってしまうのです。

冬でも燃費を悪化させない方法とは?

冬場に燃費が悪くなる理由がわかったと思いますが、ここでピン!と来た方も多いと思います。

そうです。エンジンが冷たい状態だと空気の密度も大きい、ガソリンが気化しにくい、冷たいからガソリンを多く噴霧するわけですから、エンジンが暖かい又は空気が暖かければガソリンの消費量は下がる訳です。

素早くエンジンを温める方法としては

1.エアクリーナーに暖かい空気を入れるようにする
エアクリーナーBOXに断熱テープなどを貼り付けるだけでも効果は期待できると思います。

2.ちょっと乱暴ですが、ラジエターを半分段ボールで隠す
水温が上がった所で段ボールは外します。外さないと火災やオーバーヒートの原因にもなります。

などが考えられます。いかに早くエンジンを温める事が出来るかによって燃費を悪化させないと言う事になります。

暖房の賢い使い方について

車の暖房

車の暖房を使用している時に、エアコンボタンを押している方も多いと思います。

これは、エアコンのコンプレッサーを回すボタンになっており、室内の湿度を除去してくれるために働いています。「暖める為では?」と思いがちですが、車の暖房は実は車のエンジンの熱を利用して送風口から出しているに過ぎません。

つまりエアコンボタンをOFFにしても暖かい風は出てきます。コンプレッサーを回す為には大きな電力が必要になる為に、電源を充填するためにエンジンは回転数を上げるのです。

回転数が上がれば当然燃費が悪くなります。エアコンボタンを切ると窓が曇りやすくなるので、上手にエアコンボタンを利用する事が望ましいです。

冬場のエアコンボタンを上手に使って燃費の悪化を防いで、暖かい車内を作る事が一番いいでしょう。対処法についてはディーラーや整備工場などでどうすればいいのか聞いても良いでしょう。

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