BMWのドアロックアクチュエーターが故障すると、ドアロックピンが上がらず、ドアがロックできなくなる症状が出ます。アクチュエーターが壊れると、車内からドアが開けられなくなり、盗難の危険性も高まります。そのため、早期の交換修理が必要不可欠です。
ドアロックアクチュエーターは、ドアロックの開閉を電動で行う重要な部品です。この部品の一般的な寿命は5年から10年程度ですが、使用状況によって変わります。故障すると上記のような症状が出るため、「交換費用」の相場を知っておく必要があります。
- BMWのドアロックアクチュエーター交換費用の相場
- ディーラーでの交換費用の目安
- 個人の修理店での交換費用の目安
- アクチュエーター部品代の相場
ドアロックアクチュエーターとは何ですか?
この年代のBMW乗ってたんだけど(ミニはクロスオーバーJCWとペースマンに乗りました)、中からドアが開かなくなったことが2〜3回あって、その原因がドアロックアクチュエーターという部品の不都合だったんです。
— じょい。☺︎ (@JoyApple_) July 4, 2023
ドアロックアクチュエーターとは、車のドアロックを電動で開閉するための部品です。ドアの内側に設置されており、ドアロックレバーやキーシリンダーと連動して動作します。
モーターとギアで構成されており、電気信号を受けてモーターが回転し、ギアを介してロックピンを上下させることでドアのロック/アンロックを行います。
ドアロックアクチュエーターが故障した症状
ドアロックアクチュエーターが故障すると、様々な不具合が起こります。例えば、ドアが全くロックできない、あるいは解錠できないといった症状が出ます。
また、ドアをロックしても勝手に解錠されてしまったり、キーレスでロック/アンロックができなくなったりする場合もあります。さらに、ドアロックの動作時に異音がする、ドアロックレバーを操作してもドアロックピンが上下しないなどの症状も見られます。
アクチュエーターが壊れるとどうなる?
ドアロックアクチュエーターが故障すると、ドアのロック/アンロックができなくなります。つまり、車内からドアが開けられなくなる可能性があり、非常に危険な状態になります。さらに、ドアが施錠できないため、盗難の危険性も高くなります。
このように、アクチュエーターが壊れると車の安全性が著しく損なわれるため、早急な修理が必要不可欠です。一方で、アクチュエーターだけが故障していれば、キーシリンダーから手動でロック/アンロックすることは可能です。ただし、その操作は非常に面倒なため、アクチュエーターの交換が望ましいでしょう。
BMWドアロックアクチュエーター交換の費用相場
BMWのドアロックアクチュエーターを交換する場合、部品代と工賃を合わせた修理費用は一般的に2万円前後となります。ただし、これは目安の相場価格です。実際にかかる費用は、車種やグレード、修理業者によって異なります。
例えば、BMWの中古部品を使えば部品代を抑えられますが、新品の純正部品を使う場合は3万円以上の部品代がかかる可能性があります。一方、工賃については、作業時間や修理店の料金設定により変動します。比較的単純な作業なので、工賃は1万円前後が一般的でしょう。
個人経営の修理店を選べば、工賃を抑えられる可能性があります。作業工賃を決める要因としては、作業時間のほか、修理店の人件費や経費なども影響します。また、ドアトリムパネルの取り外しなど、付随する作業が必要な場合は工賃が上乗せされる可能性もあります。
BMWディーラーでの交換費用はいくら?
BMWディーラーで修理を依頼すると、部品代と工賃を合わせて3万円以上の費用がかかることが多いようです。ディーラーでは基本的に新品の純正部品を使用するため、部品代だけで2万円を超える場合があります。さらに、ディーラーの工賃は比較的高額に設定されているため、合計で4万円近くかかる可能性も考えられます。
一方で、ディーラーなら確実に適切な修理が行えるメリットがあります。また、修理後の点検や保証も手厚いため、安心して作業を依頼できるでしょう。ただし、費用面では民間の修理店に比べて高額になる傾向にあります。
オートバックスでの交換費用は?
オートバックスでドアロックアクチュエーターを交換する場合、費用は概ね2万円前後となります。これは部品代と工賃を合わせた総額の目安です。オートバックスでは、基本的に中古の交換部品を使用するため、部品代を抑えられるメリットがあります。
一方で、作業工賃は店舗によってばらつきがあり、1万円を超える場合もあれば、1万円を切る場合もあります。ただし、オートバックスでは車検整備なども行っているため、ドアロック修理に関する知識と経験は十分にあります。作業の質を考えれば、適正な価格設定と言えるでしょう。
ドアロック修理をオートバックスに依頼するメリット
オートバックスにドアロック修理を依頼するメリットは、主に3つあげられます。1つ目は、全国に店舗網を持つため、どこに住んでいても修理を依頼しやすい点です。2つ目は、中古部品を使用することで修理費用を抑えられる点です。3つ目は、車検整備なども行う専門店なので、確かな技術力があると期待できる点です。
さらに、オートバックスでは修理に加えて、各種メンテナンス用品の販売も行っています。ドアロック修理後に必要になる消耗品なども、同時に購入できるのが便利でしょう。
BMWのドアロック故障とアクチュエーター交換
bmw e90 ドアロックアクチュエーター交換 pic.twitter.com/4eknhpIfw8
— しょーま(ギャザ男) (@s_nishinokun) May 10, 2023
BMWでよくあるドアロック関連の故障は、ドアロックアクチュエーターの不具合が原因です。アクチュエーターは、ドアロックの開閉を電動で行う重要な部品です。この部品が経年劣化や摩耗により破損すると、ドアロックが正常に作動しなくなります。
ドアロックピンが上がらない原因は?
ドアロックピンが上がらない、つまりドアがロックできない原因として、アクチュエーター内部のモーターやギアの故障が考えられます。モーターが回転不良になったり、ギアが磨耗して滑ってしまうと、ロックピンを上下させる動力が伝わらなくなるためです。
一方で、ピンが上がらない別の原因として、ドアロック周辺の可動部品の引っかかりや、配線の接続不良なども挙げられます。ただし、こうした原因ではなくアクチュエーター自体が故障していることが多いようです。
ドアロックアクチュエーターの寿命はどのくらい?
ドアロックアクチュエーターの一般的な寿命は、およそ5年から10年程度と言われています。ただし、これは目安の数値です。実際の寿命は、車の使用状況や環境条件によって大きく変わってきます。例えば、ドアの開閉頻度が高ければアクチュエーターへの負荷も大きくなり、寿命が短くなる可能性があります。
また、湿気の多い環境では部品の錆びが進行しやすく、早期の故障につながるかもしれません。そのため、アクチュエーターの交換は定期的な点検で判断するのが賢明でしょう。万が一故障してドアロックが動かなくなれば、盗難の危険性が高まるため、速やかな修理が求められます。
ドアロックアクチュエーター交換で車検は通る?
ドアロックアクチュエーターを交換しても、車検に直接的な影響はありません。ただし、ドアロックが正常に作動しないと、車検の現車審査で指摘を受ける可能性があります。なぜなら、車検では安全性能が重視されるからです。ドアロックが故障していると、万が一の事故や盗難の際に適切な対応ができなくなってしまいます。
そのため、ドアロックの作動状況もチェックされます。したがって、ドアロックアクチュエーターが故障していれば、修理して正常な状態に戻しておく必要があります。交換作業自体は車検の対象ではありませんが、結果的にドアロックが正常に機能することが求められます。
BMWのドアロック故障で気をつけるべきこと
BMWでドアロックが故障した場合、特に気をつけるべき点が2つあります。1つ目は、ドアロックが解除された状態で放置しないことです。施錠できないと盗難の危険が高まるため、できるだけ早期の修理が求められます。2つ目は、修理業者の選定です。BMWは高級車なので、適切な知識と技術を持つ業者に依頼する必要があります。
無資格の業者に修理を任せると、作業ミスなどでさらなるトラブルに発展する恐れがあります。また、BMWの場合は部品代が高額になりがちです。そのため、中古部品の使用なども検討し、過剰な修理費用を避けることが賢明でしょう。ドアロック故障は緊急を要する場合もありますが、修理方法は慎重に検討する必要があります。
BMWのドアロックアクチュエーター交換費用のまとめ
- 純正品を使うと部品代が3万円以上かかる可能性がある
- 中古品を使えば部品代を1万円程度に抑えられる
- ディーラーに依頼すると工賃も高くなり、4万円近い費用がかかりそうだ
- オートバックスなら中古部品を使用するので、2万円前後で収まりそうだ
- 内張りの取り外しなど、付随作業も必要になるため工賃がプラスされる
- キーシリンダーとの接続調整が最も難しい作業の一つだ
- 新品のアクチュエーターにはネジ穴が無い場合があり、自分で穴を開ける必要がある
- 助手席側のアクチュエーター交換作業の様子も説明されている
- 社外品のアクチュエーターでも交換可能かどうか事前に確認が必要だ
- 車検は問題ないが、ドアロックが正常に作動することが求められる
- BMWの場合は適切な技術を持つ業者に依頼する必要がある
- 無資格者に任せると作業ミスでさらなるトラブルに発展する恐れがある