クーラント液って何?という方が多いのではないでしょうか。
この液体は、非常に車にとって重要な役割をになっているのです。エンジンの構造上、必要不可欠な存在なのです。
では、クーラントの補充方法や交換する目安について紹介していきます。
車の「クーラント液」とは?
現在の車のエンジン構造は、空冷と水冷の2タイプに分類されますが、ほぼ熱くなった物を水系で冷やす水冷方式のエンジンを採用しています。
ラジエター内部やそれにつながる配管は鉄で出来ているために、水を使用してしまうとどうしてもサビが発生してしまいます。そこでサビが発生しない液体「クーラント」が登場するわけです。
この液体は内部がかなり熱くなるとサーモスタッド(センサー)が働き、冷却水を中に送りこむ指令を出します。排出されたクーラントはラジエター内に入りこみ空気の力で冷やされていくことになり、これが繰り返されることで、適正な温度が保たれる事になるのです。
クーラント液(冷却水)の交換時期の目安は?
クーラント液(冷却水)の主成分はエチレングリコーゲンという物質が使われていますが、実はそれほど長い間使用できるようにはなってはいないのです。
オイルと一緒で時間経過と共に劣化・酸化していくので、ラジエター内部や周辺のパイプ類を腐食させていってしまいます。
2年に1度は交換と言われている物ですが、車の使用頻度や状況によっては早めに手を打つほうがいいかもしれません。
イエローハットのクーラント液の種類と値段
イエローハットでも多くのクーラント液が販売されています。一部をご紹介!
1.ジョイフルそのまんまクーラント アカ
文字どおり、リザーバータンクに直接入れるタイプになります。ラジエター液の全交換時や蒸発などで液が不足している場合には希釈することなくつかえるタイプですから、取扱いはかなり楽だと思います。
値段:1026円
2.呉工業 ラジエターシステム多走行車用 300ml
ラジエター内やパイプ内でのサビ発生を予防するための強化剤になります。小さい穴からの漏れは確実にふさぐ事も出来ます。また、50000キロを超えている多走行車は内部が腐食している可能性が高いのでそれの進行を遅らせる事が出来ます。
値段:1131円
3.ジョイフルスーパークーラント補充液
クーラントがリザーバータンクにlowのラインに達していない場合に使う補充液です。常にある程度の液量で満たす事でトラブル回避につながります。このボトルサイズと量であれば、一回の補充でなくなってしまうと思いますが、予備で持っていてもいいでしょう。
値段:594円
4.ソフト99 ラジエタープロテクター300ml
劣化した冷却水に混ぜるだけで、水アカ、サビの発生を防ぐ事ができる液です。冷却水の寿命を延ばす事も可能なので、廃液を少なくすることができます。
値段:410円
5.ホルツ クーラント復活剤
長期使用したクーラント液の防さび効果がこれを注入する事で復活できます。泡が発生すると温度が下がりにくくなるために泡を抑える消泡性を非常に強化しているのも特徴です。クーラントの色にこだわらず使えるので、車種選定が不要です。
値段:691円
ある程度自分で出来るかたは補充液系になると思います。
補充方法とイエローハットでの交換費用と時間
補充方法は、リザーバータンクに液を入れていきます。タンクに FullとLowのラインがひかれているので、エンジンが冷えている状態でタンクを確認し、FullとLowの中間辺りまで入れてください。結構かんたんでしょう。
イエローハットで全交換する場合、
- 交換費用は2000円~
- 作業時間は30分~
となっています。
昔自分で抜いた事がありますが、キャッチタンクが小さ過ぎた為に溢れだし、歩道まで流れてしまい、たまたまパトロールしていたお巡りさんに怒られてしまった経験があります。自分でする場合には充分注意しておこなって下さい。
まとめ
クーラント液の補充方法や交換時期などを紹介してきました。結構車に気を使っていると思っていてもラジエターまでは気を使えない物です。最近の車には水温計が付いていないタイプもあるので、非常に怖いです。
純正の水温計は沸騰直前まで、メーターの真ん中に針があるので、上がりだしたら即オーバーヒートです。このメーターはクーラントをちゃんと管理をしていれば問題ありません。